どんなに慎重に進めたつもりでも何か一つのミスや勘違いから大きな失敗につながることも考えられます。こういった後悔を防ぐ注意点を上げていきましょう。
マイホーム購入で気を付けるべき5つの問題
マイホームの購入で気を付けるポイントは下記5つのポイントです。
一つ一つ事例を上げながらチェックしていきましょう。
1.お金の問題
不動産を考える上でお金の問題は一番トラブルが多い問題です。
多く見られるパターンは当初決めた予算で物件を見ていたが物件を見ていくうちに当初の予算では気に入る物件が見つからずもう少し予算を上げればあるのではないかと少しずつ予算が上がっていくパターンです。また、注文建築を検討される方に多く見られる傾向としては基本価格とオプション価格の設定を間違えてしまうパターンです。
注文住宅の場合、基本価格のままの物件では建売住宅とさほど変わらず、最終的に価格が吊り上がってしまいます。
予算上限をしっかり決めることが後悔を防ぐことにつながります。
2.立地問題
物件の立地は購入前までに入念に確認されることが必要です。
多いパターンは周辺環境のチェックミスです。住んでみたら思っていたよりアップダウンがきつく普段の生活に支障が出る、買い物が不便、駅からの距離が遠い、駅からの経路が暗い、ハザード地区に指定されていたなど。お子様がいらっしゃる家庭は保育園、幼稚園事情のチェックも大切です。
購入前の確認が非常に大切になります。
3.建物の問題
建物に関しての問題も多々考えられます。
一番トラブルが多いのは眺望・日当たりに関してです。未完成時点で物件を検討する場合、売主の感覚値で眺望や日当たりの感覚をつかむことが必要となります。
写真やドローンなど対応策はあるもののすべての売主が対応しているとは限りません。
少なくとも午前、午後の状況を自分で確認し想像を固める必要があります。また、部屋の使い勝手もこの分野です。実際に使いだしてから不具合、使いにくさが発生する事もあります。
大事なことは検討段階から妥協をせず、自分で確認をすること、売主、設計士等の打ち合わせは時間がかかってもいいので完全に納得するまで話を進めない事が重要です。
4.種別の問題
種別の問題とは新築・中古・戸建(注文)・戸建(建売)・マンションの種類の問題です。当然ながら中古と新築であれば新築の方が価格が高いです。
また、戸建も注文と建売であれば注文の方が価格は高いです。住宅を検討している瞬間は一生に一度かもしれない住宅購入なので少しくらい高くなっても満足度の高いものを購入したい。と思いがちです。
しかし、ご自身のライフプランをしっかりととらえ無理の出ない資金計画に収まる種類を選択すべきです。
5.業者の問題
業者の問題も気を付けるべき問題です。ただ、ここは好みをはっきりさせつ事が重要です。
大手業者の特徴、メリットは保障関係がしっかりしている。安心感がある。デメリットは子会社など役割分担がしっかりしすぎている為トラブルが起こった場合の対応はスピード感に欠ける。
対応がマニュアル化されている為臨機応変の動きにかける。中小業者のメリットデメリットは真逆です。中小の場合は担当者の力量によって対応に差が出ることは注意が必要です。
まとめ
ここまでの後悔のポイントは当てはまらないに越したことはありません。
どのポイントでも完全に回避する事は難しいかもしれません。
心がけるべきポイントは2点。1点は検討の初期段階でしっかりと予算(予算上限)を設定する事。2点目は自分が納得できるまでは検討と打ち合わせ(詳細の説明を受ける)を終わらせないという事です。