東京で良い不動産を見つける5つのポイント

一概に良い不動産と言ってもその考え方は様々です。安くて、場所が良くて、広くて、景色が良くて等考えればきりがありません。またそのような要素を全て備わっている不動産などあるはずがありません。
ここでは良い不動産の見つけ方について5つのポイントに分けお伝えしていきます。

よい不動産物件を見つける5つのポイント

良い不動産を見つける方法は何か?この問題は時代によって答えが変化してきました。
ここでは検討の順序に合わせて良い不動産を見つける方法をお伝えします。

1.まずは上限予算を設定

良い不動産を見つけるポイントの1番目は予算の設定です。
各ご世帯によって予算は大きく変わります。また人生においての住宅の優先順位によっても予算の設定は変わります。
重要なポイントは【不動産の予算を中心に考えない】事です。不動産は大きな金額の買い物です。人生に与える影響も大きいものがあります。
予算設定の順番としては①老後資金②教育資金③住宅資金の順番です。また、ご自身の趣味や習い事を削ってまで不動産予算につぎ込んでしまってよいのか?という考えも必要です。
おすすめは不動産の営業マンに相談するのではなくファイナンシャルプランナーなどお金の専門家に相談をして、お金のライフプランを作成してもらう事です。

2.場所を決める

2番目は場所の決定です。
重要度の高い判断ポイントは・勤務先までのアクセス・各自治体の行政・路線沿線・駅からの距離・買い物施設などの生活利便・現時点までの地縁・災害に強いかどうかなどです。
各ご世帯によってこれらの項目の中でも優先順位が発生すると思います。
会社員の方限定にはなりますが、現役の期間が長くなっている昨今アクセス重視の考え方が主流になってきつつあります。
失敗しにくいコツとしては住み心地を知っているエリアを中心に検討を進めていくことです。
立地に関しては、自分で確かめるのも重要になりますが、まずは不動産屋の方に相談をして、立地について情報収集するのも良いでしょう。

3.払える初期費用を考える

3番目は初期費用についてです。
不動産を検討する場合には初期費用がかかります。一般的に自己資金、頭金などと言われるものです。
一般的には物件価格の10%~20%と言われています。内訳としては・仲介手数料・登記費用・銀行保証料・火災保険・地震保険・各種税金・印紙代などです。
使用する金融機関によって違いはありますが、最近は諸費用の部分は住宅ローンに組み込むことが出来るようになっています。
手元に資金が少ないと感じる方は手付金のみのご用意で購入する事も可能です。費用面に懸念がある場合は、まずは不動産屋の方に事前に伝えておくと配慮をした上で物件探しをすることができるでしょう。
ご自身のお手持ちの資金、毎月のお支払額と相談しながら決めていくことがポイントです。

4.物件を絞り込む

4番目は物件の絞り込みです。1番から3番を進めて頂くと予算の上限と希望地域もしくは沿線などが決定している段階だと思います。
ここまでで絞り込みは出来ていますので考えないといけないポイントは広さです。
不動産はもちろん広ければ価格も上がります。ご自身の世帯にとって必要な広さの判断が必要です。
一般的には家族数マイナス1LDKと言われています。4人家族であれば3LDKという考え方です。
注意点は一つだけ【その住宅への居住期間を想定する事】です。
検討する物件にどれくらいの期間住むのかによって必要な広さが変わって来ます。また、永住志向で考える方はご家族(お子様)の独立後もイメージする事が大切です。
自分の理想イメージを不動産屋の方に伝えれば、しっかりと相談にも乗ってもらえる筈です。

5.内見をする

4番目までの検討が完了したら実際に物件を見に行くことになります。
アドバイスをするとすれば【物件の数を見すぎない事】【予算内のものしか見ない事】【一件一件ここを購入するとすればという目線を持つこと】の3点です。【物件の数を見すぎない事】人間の記憶の力は限界があります。
一日に内見する物件は3件以内に抑えた方が効率的です。また、物件を見すぎてしまうと過去に見た物件(もう無くなってしまっているもの)との比較などが発生し検討に苦戦する方が多いです。
【予算内のものしか見ない事】不動産は価格と物件のバランスがきちんととれている事がほとんどです。
もちろん高い物件を見れば素晴らしいと感じます。予算的に届かない物件を見てしまうと予算内の物件がとてもみすぼらしく見えてしまいます。
【一件一件ここを購入するとすればという目線を持つこと】物件を見に行く際にはもしかすると購入するかもという気持ちで行くことが大事です。その心持ちで内見すると実際に住むことになった場合の問題点に気づくことが出来ます。

まとめ

この1〜5の検討の進め方をご自身だけで進められる方はいないと言っても問題ないと思います。
重要なポイントは順番を守る事、一つ一つ決定するまで先に進まない事です。
不動産に掘り出し物は無いと考えて頂いた方がいいです。年間で何万世帯という取引がある中でご自身の検討に際にだけ掘り出し物が出て来る確率は天文学的数字になる事でしょう。
間違いのない段取りで検討を進めていただければと思います。

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