【外国人人口割合ランキング(埼玉・千葉・神奈川)】

コラム

日本へ来る観光客が激増していますが、日本に住んでいる外国人も徐々に増えています。しかしどこに住んでいるのかはあまり知られていません。外国人が多く住んでいるかどうかで生活環境はいろいろ変わるでしょうから、自分の住むところくらいは確認しておきたいところです。そこで、今回は埼玉県・千葉県・神奈川県の各区市町村の外国人人口について調べてみました。

 

※東京都の外国人人口については前回の記事をご覧ください。

 

●蕨市(埼玉県)は11人に1人が外国人
住民基本台帳によると埼玉県の人口は737万7288人(2019年1月1日現在)で、そのうち外国人が17万7095人となっています。人口割合では2.40%なので、約40人に1人が外国人となっています。埼玉県の中で外国人人口の割合が特に高い・低い市町村を表にまとめてみました。人口割合は総数(日本人人口+外国人人口)に対する外国人人口の割合(%)で、10歳刻みの数値は外国人人口に占めるその年齢の割合(%)です。

埼玉県内で最も外国人人口の割合が高いのは蕨市で8.90%になります。県平均の3倍以上になり、2番目に高い川口市(5.96%)と比べて約3%も高い断トツの1番です。特に多いのが20代と30代で、20~39歳で外国人全体の6割にもなります。両市と3番目に高い戸田市(5.21%)は隣接しており、都心に近いこの地域は外国人にとっても住みやすい条件が揃っているのでしょう。年齢別ではどこも20~39歳の働き世代が多いですが、0~9歳も多いことから、2世も誕生し今後も住み続ける人が多いのではないでしょうか。

 

外国人人口の割合が最も低いのは東秩父村で、僅か11人で0.39%となっています。他に長瀞町(0.67%)や横瀬町(0.72%)等、北本市を除けば東京都と同様に都心から離れた県西部の町村が目立ちます。

 

●千葉県は東京寄りか成田空港近くに外国人が集中
千葉県の人口は住民基本台帳によると631万1190人(2019年1月1日現在)で、そのうち外国人が15万3505人となっています。人口割合では2.43%なので、埼玉県とほぼ一緒です。千葉県でも外国人人口の割合が特に高い・低い区市町村を表にまとめてみました。

千葉県では東京に近い市川市や船橋市(17,959人)、松戸市(16,303人)に多くの外国人が住んでいますが、人口の割合が最も高いのは富里市の4.76%となっています。3番目に高い成田市(4.29%)と共に成田空港に関係する人が多く住んでいると考えられます。銚子市は東京にも成田空港にも遠いのに3.48%もあります。20代の割合が高いので、漁業関係に従事している労働者が多いのではないでしょうか。

 

外国人人口の割合が低い方には房総半島南部の町が並んでいます。最も人口割合が低いのは長南町(0.49%)で、2番目が御宿町(0.60%)、3番目が鋸南町(0.65%)となっています。大多喜町や睦沢町も含めて全て人口割合は1%以下で、50人程度しか住んでいません。外国人が働ける仕事が非常に少ないのではないでしょうか。

 

●横浜市中区は外国人割合が11.1%
神奈川県の人口は住民基本台帳によると918万9521人(2019年1月1日現在)で、そのうち外国人が21万2567人となっています。人口割合では2.31%なので、一都三県の中では最も低くなっています。神奈川県でも外国人人口の割合が特に高い・低い区市町村を表にまとめてみました。

神奈川県で人口の割合が最も高いのは横浜市中区の11.10%で、9人に1人が外国人となっています。10%を超える区市町村は全国的にも少なく、神奈川県内でも突出しています。2番絵は川崎市川崎区(6.79%)、3番目は愛川町(6.40%)で、4番目と5番目に横浜市の南区と西区が入っています。横浜市には県全体の半数近い97,532人が住んでいて、人口割合は2.60%となっています。何れも20代から50代までが比較的多く、大きな偏りはありません。

 

外国人人口の割合が低い方は大磯町(0.52%)、大井町(0.67%)、三浦市(0.67%)の順になっています。観光地の三浦市や葉山町(0.71%)は人口割合がかなり低く、真鶴町(0.75%)や鎌倉市(0.80%)でも同じ傾向にありますが、箱根町は4.23%でかなり高い方に入ります。外国人にとって箱根は住みたくなるほど魅力的な場所なのかもしれません。

 

埼玉県・千葉県・神奈川県の外国人人口の割合をみてみると、都心に比較的近い区市町村で人口割合が高くなっています。仕事が多い都心に通いやすく、都心よりも住居費が抑えられ、仲間も多いことが住みやすさに繋がっているのではないでしょうか。

 

住む場所を考える時には環境面をいろいろ調べるでしょうが、外国人の割合が多いか少ないかも事前に調べ、日本に住む外国人と積極的に関わりたい人は、人口割合の高い区市町村を選び、そうではない人は人口割合の低い区市町村を選ぶと良いでしょう。

 

 

松浦建二(CFP ®認定者・1級FP技能士)

青山学院大学非常勤講師/FPとして個人向けや中小法人向けコンサルティング業務やFPに関する講演・執筆を主に、金融商品の販売代理業務等を行っています。各メディアにて取材協力も行っています。

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