マイホーム計画のポイントまとめ|何年前から考えておくべき?

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マイホーム計画のポイントまとめ|何年前から考えておくべき?

 

社会人になって、憧れだったマイホームを購入しようと考えている方も多いのではないでしょうか。マイホームを手に入れるためには一定の金額を用意しなければいけませんが、どのように資金を用意すればいいのかわからず、悩んでしまう方も少なくありません。今回はマイホームを購入するときに考えるプランの立て方について解説していきますので、お困りの方はぜひ参考にしてください。

 
 

マイホーム計画とは

マイホーム計画とは、言葉の通りマイホームを購入するための計画です。マイホームの購入は人生の3大支出に並べられるように、とても大きなお買い物です。そのため、実際に住んでから後悔しないように、マイホーム計画をしっかりと立てる必要があります。

 
 

マイホーム計画は住み始める3年前から準備しよう

マイホーム計画は住み始める3年前からの準備がおすすめです。半年〜1年ほどは建築期間になるため、実際の準備期間は2年〜2年半と考えておきましょう。

 

大きな支出であり、長く住むことになるマイホームを購入する際は、後悔がないようにしたいと考える方が多いかと思います。そのためには、理想のマイホームに求める条件を考えつつ、それを満たすことができる立地・建設会社などをしっかりとリサーチすることが必要になります。また、実際に購入する際にはある程度まとまった頭金を用意する必要があるため、資金を貯める期間も必要です。

 
 

マイホーム計画で決めるべき3つのポイント

マイホーム計画について考える際は、まずは下記の3つのポイントについて考えましょう。安易に決めるのではなく、それぞれのポイントについて家族としっかり話し合って決めることが大切です。

 

マイホームの予算

住宅支援機構の『2020年度 フラット35利用者調査』によると、マイホーム購入時の所要資金の全国平均は注文住宅で3,534万円、建売住宅で3,495万円となっております。地域によって、マイホーム購入時に必要な費用の平均に差があり、首都圏や近畿圏は全国平均よりも少々高い傾向にあります。なお、頭金の相場は購入費用の1割から2割といわれているため、こちらも事前に用意しておきましょう。

 

また、マイホームの所要資金を世帯年収で割った年収倍率の全国平均は、注文住宅で6.7倍、建売住宅で6.8倍となります。もちろん、これらの数字はあくまで平均なので、収入状況や貯蓄額、無理のないローンの返済額などから予算を考えることが大切です。

 

注文住宅か建売住宅か

一戸建てのマイホームを購入する際は、注文住宅か建売住宅かを選択することになります。それぞれ、設計の自由度や入居できるまでの期間などが異なるため、慎重に決めるようにしましょう。

 

注文住宅では、建物の構造や間取り、設備、外装や内装などの自由度が高い点がメリットです。しかし、土地の形や条件、依頼する建設会社やハウスメーカーなどによって、要望通りのマイホームを建てられないこともあります。

 

土地や建設会社などをご自身で選ぶ必要があり、設計や見積もりなどもあるため、建売住宅と比較して実際に住むまでに多くの時間がかかります。注文住宅は、自分や家族の要望を満たす、こだわりのマイホームに住みたい方におすすめです。

 

一方、建売住宅では注文住宅とは異なり、すでに建てられた住宅を購入することになります。そのため、マイホームに入居するまでの手間が少なく、比較的短期間でマイホームを購入できます。また、実際に住む家を確認してから購入することができる点もメリットといえるでしょう。

 

ただし、間取りや設備、デザインなどがあらかじめ決まっている点がデメリットになります。未完成住宅の場合でも、大幅な仕様変更は期待できません。なるべく早めに入居したい、こだわりは少ないという方は建売住宅がおすすめです。

 

マイホームの立地や間取り

マイホーム計画では、立地や間取りも重要です。たとえば、駅から近い立地と遠い立地では土地の価格が異なります。価格以外の面でも、学校や職場までの距離や周辺の環境、将来の開発計画などは今後の住みやすさに影響します。

 

また、間取りについても、家族構成や住む年数などから事前に考えておくようにしましょう。必要な部屋の数や広さは、家族構成によって異なります。立地や間取りなど、人によって優先したい事項は異なるため、自分の希望や要望をあらかじめ整理しておくようにしましょう。

 
 

マイホーム計画では予算に関する「資金計画」が重要!

マイホームの購入を考える際、予算に合わせた資金計画づくりが重要なポイントになります。資金計画とは、今後のライフプランを元に、家づくりに必要な資金を支払っていくプランのことを指します。銀行や自治体などで組むローンの金額や期間を決めつつ、無理のない資金計画を作成しましょう。

 

頭金としてまとまった現金が必要になる

頭金なしでは住宅ローンを組めない可能性もあるため、マイホーム計画を立てる際には、頭金についても考えておきましょう。頭金を準備すると、住宅ローンとして借り入れる金額が減り、毎月の返済額や利息の負担を抑えることができます。

 

マイホームの予算の項目でも軽く触れましたが、頭金は購入価格の1割から2割が目安であり、事前に準備する方がほとんどです。先ほど紹介した所要資金の全国平均から頭金として20%の現金の準備が必要と仮定すると、注文住宅で706.8万円、建売住宅で699万円が必要になります。

 

また、マイホームの購入時には土地の取得費用や建物の建設費用のほかにも登録免許税や印紙税の支払い、火災保険・地震保険への加入など、さまざまな費用が発生します。この費用のことを諸費用と呼び、購入価格の頭金とは別に準備が必要です。諸経費の目安は新築であれば購入価格の5%とされており、少し余裕を持たせて10%ほど準備する方も少なくありません。

 

資金は無理なく貯めよう

頭金を含めた資金は、無理なく貯めることが大切です。たとえば、病気やケガなどをした際には医療費が発生し、貯蓄の減少が予想されます。ほかにも急な出費が必要な場面は多くあるため、生活に支障が出ないよう、家計簿をつけながら調整していくと良いでしょう。

 

住宅ローンの種類

マイホーム計画を立てるうえで、住宅ローンの組み方も重要なポイントになります。住宅ローンには民間ローンと公的ローンがあり、それぞれ特徴が異なります。

 

・民間ローン
民間ローンでは、銀行や信用金庫、保険会社などの民間金融機関から住宅ローンを借り入れることになります。セミナーや相談会などがあり、利用者に対するサービスが手厚い面や、借入先・金利タイプなどの選択肢が豊富な点がメリットです。

 

住宅ローンの申込者に対する審査が厳しく、勤務先や勤続年数、年収などに不安がある方の場合、審査に通らない可能性がある点がデメリットとなります。収入に比較的ゆとりがあり、住宅ローンの内容をじっくり選びたい方におすすめです。

 

・公的ローン
公的ローンには財形住宅融資、自治体融資などがあります。民間ローンと比較した際、審査が比較的通りやすいことがメリットです。

 

その反面、借入限度額が民間ローンよりも低い、フラット35のように新築住宅の技術基準に厳しい条件があるといった面がデメリットとなります。自営業やフリーランスなどの方や、勤務先や年収などに不安がある方など、民間の金融機関の審査に通るか不安な方におすすめです。

 

住宅ローンの金利タイプ

住宅ローンの金利には、主に固定金利型・固定金利選択型・変動金利型といったものがあります。計画を立てる際はそれぞれの特徴を把握し、自分に合ったタイプを選択しましょう。

 

・固定金利型
固定金利型は借入時に定めた金利がローンの返済が終わるまで変わらないタイプの住宅ローンです。借入後に市場金利が上がった場合でも、借入時に定めた金利のまま返済が行える点がメリットです。毎回の返済額が一定なため、返済計画をしっかりと立てることができます。

 

その反面、市場金利が下がった際にも返済額は変わらないため、市場金利が下がると不利になる点がデメリットになります。固定金利型は、金利が変わらない安心さを求める方におすすめです。

 

・固定金利選択型
固定金利選択型は指定の時期まで固定金利が適用され、その後再び金利を選ぶタイプの住宅ローンです。たとえば、3年間0.5%の金利を選んだ場合、3年後に再び金利タイプを選び直すことになります。借入後に市場金利が下がった際、指定した期間が過ぎると返済額が減少し、市場金利が上がった際は、返済額が増加します。

 

固定金利選択型は、一定期間、返済額が確定している点がメリットです。ただし、金利が固定されているのは決められた期間だけであるため、返済額が確定せず、返済計画が立てにくい点がデメリットになります。固定金利選択型は、固定金利の安心さと金利の低さの両方を重視する方におすすめです。

 

・変動金利型
変動金利型は、返済期間中に定期的に金利が見直されるタイプの住宅ローンです。市場金利が下がると返済額は減少し、市場金利が上がると返済額が増加します。

 

メリットは金利が低いという点で、3つのタイプの中でも借入時の金利が比較的低めに設定されています。しかし、市場金利が上昇した際に、未払い利息が発生する可能性があるという点には注意しておきましょう。変動金利型は、金利の低さを重視する方におすすめの金利タイプといえます。

 
 

まとめ

今回は、マイホーム計画を立てるうえで押さえておきたいポイントについて解説しました。マイホームを購入しようと考える場合、長期スパンで計画を立て、しっかりと準備を進めていくことが重要になります。

 

また、ローンをどこから借りるか、どの金利タイプを選択するかなどを慎重に決めつつ、着実に資金を貯めていく必要もあります。日々の生活費のことも考慮しながら、無理のないようなマイホーム計画を立てましょう。

 

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