【素晴らしい人生には素晴らしいマイホームがある】

コラム マイホーム購入 物件・土地選び

昨今は新型コロナウイルス感染症の影響で、マイホームにいる時間が多くなっていませんか?マイホームは長く居る場所だからこそ、そこでどのように過ごすかが人生のQOL(生活の質)に大きく結びつきます。そこで、どうすればマイホームが素晴らしくなるか少し考えてみました。

 

●住む人の努力が最も大事!?
どんなに豪華な家でも、毎日のように喧嘩をしている家には住みたくないものです。全く会話がなかったり、あまりにも騒がしかったりする家にも住みたくないです。住む人が仲良く楽しく穏やかに暮らせていれば、多少古くて壊れていたり狭かったりしても、生活している人にとっては素晴らしいマイホームと言えるでしょう。

 

つまり、素晴らしいマイホームを手に入れるには、一緒に生活する全員が、素晴らしい環境をつくるための努力を積極的にすることが大事になります。このことは筆者(ファイナンシャルプランナーズ)がアドバイスやプランニングできることではありませが、誰でも自分たちで目標を立てて努力していくことはできます。

 

●どのような建物にするかも勿論大事
素晴らしいマイホームにするには、住む人の努力だけでなくどのような建物にするかも大きく影響します。建物の質(内容)を具体的にイメージするのは難しいかもしれないので、自動車でイメージしてみましょう。自動車を選ぶ時、利用する姿をイメージしながら「価格」「メーカー(ブランド)」「デザイン」「タイプ(ファミリーカーやスポーツカー等)「性能(燃費やエンジン等)」「メンテナンス」「資産価値(将来の下取り価格)」等を検討し、最終的に1つの自動車を選ぶはずです。それぞれの選択肢は個人の生活感や経済的状況等によって異なるので、どれを購入するのが正しいとかはなく、自分に合っているかどうかが重要ではないでしょうか。

 

マイホームも考え方は基本的に同じです。ただ、多くの人にとって購入経験がないか少ないのに、高額なので失敗が許されず、同じ家(場所)が2つとないことから、自動車より選ぶ決断は相当難しいです。そのため、適切な決断ができるよう、事前にできる限りの準備をしておきたいところです。

 

ここでは平均的な家の大きさをイメージしてもらうために、1住宅あたりの平均延べ面積を紹介します。最初のグラフは建物の建て方別の平均延べ面積で、マンションは共同住宅に含まれ、テラスハウスは長屋住宅に含まれます。

資料:「平成30年住宅・土地統計調査結果」(総務省統計局)を加工して作成

 

1つの住宅の平均面積は93㎡で、一戸建に限れば127㎡、マンション等の共同住宅は51㎡となっています。共同住宅は単身用も多く含まれているので、面積は小さくなりがちです。逆に一戸建は単身がコンパクトな戸建に住むことはあまりないので、面積は大きくなりがちです。筆者は以前都内で戸建て住宅の営業をしていましたが、建てた人に単身はほとんどいなく、100㎡未満の家もほとんどありませんでした。

 

2つ目のグラフは首都圏の政令指定都市別の平均延べ面積です。

資料:「平成30年住宅・土地統計調査結果」(総務省統計局)を加工して作成

 

このグラフは一戸建も共同住宅も含めた平均なので、共同住宅が多い地域ほど平均延べ面積は小さくなり、少ない地域ほど平均延べ面積が大きくなっていると考えられます。さいたま市(104㎡)と千葉市(103㎡)は比較的大きめで、反対に東京23区(90㎡)や川崎市(92㎡)は比較的小さめになっています。家を建てる(購入する)場所によって平均的な面積が違うので、大きさに悩んだ時は参考にすると良いでしょう。

 

なお、マイホームは大きければ良いと言うことではありません。広いと掃除は大変になり、会話が減ってしまうかもしれません。人数によって最適な面積は違います。同様に価格や設備なども現実を知る事で最適な決断をしやすくなります。

 

素晴らしいマイホームのある素晴らしい人生を実現するには、現実や自らの価値観・経済状況・性格等をどれだけ理解できるかがとても重要なのかもしれません。最適なマイホーム選びは簡単ではありませんが、それだけ楽しみ(やりがい)もあります。住まい選びに詳しいファイナンシャルプランナー等の専門家に上手く導いてもらう方法もあるので、気軽に相談してみると良いでしょう。

 

 

 

松浦建二(CFP ®認定者・1級FP技能士)

青山学院大学非常勤講師/FPとして個人向けや中小法人向けコンサルティング業務やFPに関する講演・執筆を主に、金融商品の販売代理業務等を行っています。各メディアにて取材協力も行っています。

 

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