【タバコをやめたら住宅ローンの借入額を400万円増やせる!?】

コラム

たばこ代は毎年のように値上がり、たばこを吸える場所は減り続け、喫煙者にとっては非常に厳しい時代となりました。高すぎるから吸うのをやめる人も多いようですが、どれだけ値上げしても吸い続けるつもりの人も多いようです。喫煙することは勿論本人の自由ですが、払っているたばこ代がどのくらいかかっているかは把握しておきたいものです。そこで、年間のたばこ代がどのくらいなのかや、たばこ代がいくらぐらいの住宅ローン借入額に相当するのかを計算してみました。

 

●男性喫煙者はたばこの購入に年間14万円払っている
厚生労働省の平成29年国民健康・栄養調査によると、たばこを吸う人の割合(「毎日吸っている」と「時々吸う日がある」の合計)は、男性29.4%・女性7.2%で男女ともに徐々に減ってきています。世代別では20歳代の低さが目立ちます。そして、たばこを吸う人の1日あたりの喫煙本数は下記の表の通りです。

 

現在喫煙者における男女別・年齢階級別の喫煙本数

資料:平成29年国民健康・栄養調査
※年間の箱数は筆者が計算

 

男性の総数は1日あたり16.2本で、20歳代の11.9本に対し50歳代は17.4本も吸っているように、世代が上がるにつれて本数が増えています。女性の総数は12.7本で男性より3本以上少なく、20歳代では8.2本ですが、50歳代では14.6本も吸ってように、男性と同じく若い人が比較的少なく、世代が上がると本数が増えていきます。

 

たばこは一般的に20本で1箱なので、「1日あたりの本数×365日」を20で割って、年間に買う(吸う)箱数を計算してみたところ、男性は296箱、女性は232箱となりました。たばこ1箱の値段を480円とすると、1年間のたばこ代は、男性が平均142,080円、女性が平均111,360円になります。かなり大きな額と言えますが、喫煙者にとっては、たばこを吸うことのメリットがそれ以上にあるのでしょう。

 

●住宅ローンは借入額100万円あたり月々返済額2,822円
もし禁煙してたばこ代を住宅ローンの返済にまわすことができたら、いくらぐらいの借入額に相当するのか計算してみました。

 

住宅ローンの前提条件……借入期間35年 借入金利1%全期間固定
・ 借入額100万円あたりの返済額は月々2,822円(年間33,864円)
・ 月々返済額1,000円あたりの借入額は35.4万円

 

男性のたばこ代1年間の平均142,080円は住宅ローンの借入額419万円に相当し、女性のたばこ代平均111,360円は329万円に相当します。平均よりたばこを多く吸う人は相当する借入額がさらに大きな額となります。

 

禁煙してたばこ代が不要になれば、毎年十数万円節約できるか、同じ支出であればたばこ代相当分を住宅ローンへまわして借入額を400万円程度増やすことができます。借入額が400万円増えれば、都心のマンションだと1~2坪広い物件にすることができそうです。請負戸建てだと、建築会社次第ですが5~10坪くらい広くできそうです。

 

喫煙者にとっては、たばこをやめなくても何の問題もなく住宅ローンを返済していければ良いですが、今後たばこ代が更に値上がりし、家計への負担が大きくなってくるようだと、家族が許してくれないかもしれません。体も家計も健康でいられるよう努力していきましょう。

 

※喫煙本数は個人差が大きく、年齢や性別による差もあります。また、統計によって平均喫煙本数が異なる可能性もあります。

 

 

松浦建二(CFP ®認定者・1級FP技能士)

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