【気温から住みやすそうな街を探してみる】

コラム

住む場所を選ぶポイントはいろいろありますが、住みやすい気候であることも重要なポイントの一つです。そこで今回は気温に着目し、夏の暑さはほどほどで、冬の寒さもあまり厳しくない、住みやすそうな街はどこか探してみました。

 

●館林と熊谷の夏はかなりの極暑
気象庁のホームページから。都心へも通えそうな首都圏の主だった場所の気温を調べて表にしてみました。2017年の1年間で、「最高気温(℃)」は最も高かった気温、「最高気温35℃以上(日)」は気温が35℃以上まで上がった猛暑日の日数、「最高気温30℃以上(日)」は気温が30℃以上まで上がった真夏日の日数、「最低気温25℃以上(日)」は1日の最低気温が25℃を下回らなかった熱帯夜の日数、「最低気温(℃)」は最も低かった気温、「年間の最大気温差(℃)」は最高気温と最低気温の差を表しています。オレンジ色の場所は、調査した23地点で比較的条件の良い場所です。灰色の個所は逆に比較的条件の厳しい場所を表しています。

同じ関東一円でも場所によって気温差はかなりあります。2017年に最も暑かったのは館林で38.8℃にもなりました。熊谷が37.8℃、茂原が37.5℃と、体温よりも高い気温が特定の都道府県に偏ることなく発生しています。最高気温が比較的低かったのは小河内(33.0℃)、河口湖(33.9℃)で、暑いイメージのある三浦(34.4℃)や館山(34.9℃)も意外と比較的最高気温は低めです。

 

最高気温35℃以上の猛暑日が最も多かったのも館林で、20日もありました。熊谷11日、茂原7日等、最高気温の高い場所はどこも猛暑日が多く、前橋や大月でも8日ありました。最高気温の低かった小河内・河口湖や三浦・館山では、猛暑日は1日もありませんでした。

 

最高気温30℃以上の真夏日が最も多かったのも館林(73日)で、以下、熊谷(64日)前橋(60日)練馬(59日)と続きます。真夏日が少なかったのは河口湖(14日)小河内(22日)水戸(33日)等です。

 

最低気温が25℃を下回らない熱帯夜が最も多かったのは、千葉と横浜の23日で、館林や熊谷を上回っています。秩父・小河内・大月・河口湖は1日もありませんでした。

 

最低気温が最も低かったのは河口湖で、マイナス13.3℃を記録しました。同じ山梨県の大月もマイナス8.6℃と低いですが、茨城県のつくばもマイナス7.3℃を記録しており、山間部の秩父や小河内よりも低いです。

 

気温差は横浜が36.3℃で最も小さく、三浦(36.6℃)千葉(37.0℃)木更津(37.8℃)が続いています。逆に気温差が大きいのは河口湖(47.2℃)大月(45.3℃)青梅(43.7℃)等となっています。神奈川県内では東部の横浜と三浦は気温差が比較的小さく、西部の海老名と小田原は比較的大きいです。

 

最高気温と最低気温、猛暑日・真夏日・熱帯夜・気温差を確認した限りでは、館林と熊谷の厳しい暑さが目立ちます。ここに住むなら完璧な暑さ対策が必要です。河口湖や小河内は控えめな暑さで避暑に適していますが、冬は寒さが厳しく気温差も大きいことから、寒さ対策だけでなく寒暖差の対策もしておく必要があります。

 

●千葉と横浜は残暑が厳しい
次に23地点の月ごとの平均気温を表にまとめてみました。12月から3月の平均気温が比較的高く、住みやすそうな場所をオレンジ色に、低くて住みにくそうな場所を灰色にしてあります。6月から9月では平均気温の低い住みやすそうな場所をオレンジ色に、高い場所を灰色にしてあります。

北海道や沖縄と比べているわけではないので、どこも大きな差はありませんが、冬は千葉・茂原・木更津・館山・横浜・三浦等が比較的暖かくて過ごしやすく、山間部の秩父・小河内・大月・河口湖等は寒さが厳しそうです。河口湖は1月の平均気温がマイナス0.5℃まで下がります。夏は館林・熊谷・練馬・千葉・館山・横浜等の暑さが厳しく、小河内・大月・河口湖等が比較的過ごしやすそうです。場所によって1月の平均気温の差は7.5℃(三浦と河口湖の差)もありますが、7月は5.0℃(館林と河口湖の差)しかありません。

 

関東一円で住みやすそうな場所を気温から考えた場合、館山と三浦が挙げられます。最高気温が35℃を超えないので猛暑日がなく、冬は比較的温暖で、最高気温と最低気温の差も小さい方です。ただ都心からやや離れるので、都心へ通勤通学している人は難しいです。東京は近年暑いイメージがありますが、気温はどの項目も平均的です。実は意外と住みやすいのかもしれませんね。

 

 

 

松浦建二(CFP ®認定者・1級FP技能士)

 

 

 

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