不動産仲介における値引き交渉|コツとタイミングをお教えします

コラム

魅力的な物件を見つけたものの予算オーバーしているという方は、値引き交渉をしてみるとよいかもしれません。不動産仲介では、交渉により値引きしてもらえることがあるからです。このページでは、不動産仲介における値引き交渉のコツと交渉を始める具体的なタイミングについて解説しています。

 

不動産購入時の値引き交渉のコツ

 
不動産仲介で最終的に売買価格を決定するのは、不動産仲介会社ではなく売主です。値引き交渉を成立させるには、どのような点を意識すればよいのでしょうか。

 

■ 購入したい金額を伝える

 
最初のステップになるのが、購入したい金額を伝えることです。買主側の要望が必ず通るわけではありませんが、具体的な金額を伝えることで意味のある交渉へと発展します。例えば、200万円の値引きは難しいが、100万円なら検討できるなどの交渉へとつながるのです。闇雲に値引きしてほしいと伝えるだけでは、双方が歩み寄れる金額を見出すことは難しいでしょう。

 

■ 販売開始時期をリサーチする

 
購入したい金額を伝える前に、物件の販売開始時期を調べることをおすすめします。販売開始から間もない物件は、問い合わせが多く、売主も自信を持っているため、交渉の余地は少なくなります。販売開始から時間が経っている物件は、問い合わせが少なく、売主も自信を失っているため、交渉の余地は大きくなります。相手の状況を考えて、交渉を進めることが重要です。

 

■ 相手の事情をリサーチする

 
購入したい物件が中古住宅であれば、不動産仲介業者に売却理由を確認することをおすすめします。売却したい時期が決まっていて、期限が間近に迫っている場合、値引きしてもらえるケースが多いからです。売却の理由と期限を確認するとよいでしょう。

 

タイミングも重要な不動産の値引き交渉

 
不動産の値引き交渉は、交渉を始めるタイミングも重要になります。どのようなタイミングで、交渉を始めるべきなのでしょうか。

 

■ 購入の意思を固めたとき

 
基本のタイミングは、買主が購入の意思を固めたときです。購入の意思が固まっていないと、具体的な交渉には発展しづらいといえます。わざわざ手間をかけても、買ってもらえない可能性があるからです。住宅ローンの事前審査に通ってから値引き交渉を始めれば、売主に本気度を伝えられるため、値引きしてもらえる可能性は高くなります。

 

■ 決算期

 
売主が法人の場合は、決算期もおすすめのタイミングといえます。この時期は、ノルマを達成するため、値引きをしてでも売却したいと考えているケースが多いからです。時期的に余裕がある方は、3月ごろを狙ってみるとよいかもしれません。

 

不動産の値引き交渉の際に押さえたいマナー

 
不動産の値引き交渉を行う場合、マナーにも注意が必要です。どのような点に気を付ければよいのでしょうか。

 

■ 常識的な範囲で交渉する

 
不動産の値引き交渉は、相場を踏まえたうえで行うことが重要です。大幅な値下げを実現するため、相場を無視した購入希望額を伝えると、その時点で交渉打ち切りになってしまう可能性があります。

 

■ 仲介手数料の値引き交渉は控える

 
予算的に厳しいと、仲介手数料の値引きをお願いしたくなることがあるはずです。法律で上限が定められているだけなので、値引き交渉自体は可能ですが、実際に交渉することはおすすめできません。不動産仲介業者にとって欠かせない収入源なので、値引きを強く求めると、モチベーションなどを削いでしまう恐れがあるからです。仲介手数料の値引きは要求せず、積極的に動いてもらう方が、結果的にプラスになると考えられます。

 

不動産の値引き交渉はポイント押さえて行いましょう

 
不動産価格が予算を超えている場合は、値下げ交渉を始めるとよいでしょう。成功のポイントは、購入の意思を固めてから希望金額を伝えることです。具体的な交渉の進め方は、不動産仲介会社の担当者に相談できます。売主と実際に交渉するのは不動産仲介会社の担当者なので、協力してもらえる関係を構築しておくことが重要です。お金の不安がある方は、「ファイナンシャルプランナーが適正予算について」「不動産コンシェルジュがマイホーム探しについて」アドバイスしてくれるピープルズコネクトで相談してみてはいかがでしょうか。無理のないマイホーム探しを実現できるはずです。

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