【マンション居住者に聞いた現在の状況】

コラム マイホーム購入

マンションを購入する人はどのような人が多く、どのような事を考えて購入を決断したのでしょうか?また、購入したマンションの管理状況はどのようになっているのでしょうか?マンションを購入したい人や既に購入している人なら誰でも気になる、マンション暮らしの実態を確認してみました。

 

●マンション所有者で最も多い世代は60歳代
下記グラフは、国土交通省平成30年度マンション総合調査から、マンション区分所有者の世帯主年齢の分布を表したものです。

資料:国土交通省平成30年度マンション総合調査

 

世帯主で最も多い世代は60歳代(27.0%)で次が50歳代(24.3%)となっています。40歳代から70歳代までは大きな偏りなく分散していますが、昔に比べると若い30歳未満や30歳代の割合が減ってきています。

 

世帯主の年齢をもう少し掘り下げて、マンションの完成時期ごとにわけて確認してみました。

資料:国土交通省平成30年度マンション総合調査

 

おおよその傾向として築年数と世代が連動しています。2010年(平成22年)以降に完成した新しいマンションでは、30歳代の世帯主が27.0%、40歳代が31.3%もいますが、70歳代以上は5.1%しかいません。2000年(平成12年)~2009年(平成21年)に完成したマンションでは、30歳代が6.0%へ大きく減り、40歳代が30.6%へ微減、70歳代以上は12.4%へ倍増しています。そして、1979年(昭和54年)以前に完成したマンションでは30歳代の世帯主は僅か3.0%しかいなく、40歳代も7.0%、その代わり70歳代以上が47.2%と半数近くにもなります。新築または完成間もない頃からずっと住んでいて、マンションとともに加齢していった人が一定数いると考えられます。

 

●マンション購入の重要ポイントは駅からの距離と間取り!
次にマンションを購入した時に何を考慮したかについて、グラフに記載の12項目の中から複数回答有りで、選ばれた割合順に並べてみました。

資料:国土交通省平成30年度マンション総合調査

 

購入時に考慮したこととして最も多く選ばれたのは「駅からの距離など交通利便性(72.6%)」で、2番目が「間取り(63.7%)」、3番目が「日常の買い物環境(52.8%)」となっています。他に「周辺の医療・福祉・教育等の公共公益施設の立地状況(39.4%)」が4番目に入るなど、利便性をかなり重視している傾向にあるようです。逆に最も考慮していないのが「地域やマンション内のコミュニティ活動(4.0%)」です。利便性は求めるけれど、地域やマンション内の住民との関わり合いはあまり求めていないということでしょうか。

 

●マンション購入の重要ポイントは駅からの距離と間取り!
最後に、現在の意識として購入したマンションに永住するつもりかどうかを確認してみました。

2018年(平成30年)の調査では62.8%が「永住するつもり」で、「いずれは住み替えするつもり(17.1%)」を大きく上回っています。過去の調査との違いをみると、昭和の時代はマンションに永住する意識が低く、平成に入ってから割合が大きくなり逆転しています。昭和の頃は戸建てに住むのが一般的だったので、マンションに永住する意識が低いどころか、マンションを購入する意識すらかなり低かったのではないでしょうか。

 

昭和から平成を経て令和になり、マンションに対する意識や求めるものが大きく変わってきました。今後も都市圏を中心にマンションは増えていくでしょうが、マンションは共同住宅であり、多くの人が共同で維持管理していかなければなりません。終の棲家として永住するなら、適切な管理は非常に大事です。次回は同じ平成30年度マンション総合調査からマンションの管理に着目して考えてみたいと思います。

 

 

 

松浦建二(CFP ®認定者・1級FP技能士)

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