マンション購入で失敗する理由は?9つのケースを紹介

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マンション購入で失敗する理由は?9つのケースを紹介

 

家族で引越しをするときに、思い切ってマンションを購入する人も多いのではないでしょうか。しかし、周辺環境や騒音トラブルなどの問題によって、購入して数年で売却を決意する人も少なくありません。そこで今回はマンションの購入を考えている方に向けて、失敗しないようにするポイントや確認すべき注意点を解説していきます。

 

 

マンション購入で失敗したと感じるポイント

マンションは複数の人が1つの建物で暮らすため、一戸建てと比較して近隣住人との付き合いが重要になります。また、一戸建てにはない修繕費や管理費の支出や、管理会社の存在など、問題になりえる要素も多いです。ストレスなく生活するために、マンション購入における失敗しやすいポイントを紹介していきます。

 

 

マンション購入失敗ケース①住宅ローン選び

マンションを購入する際、ほとんどの方が住宅ローンを組んで購入しています。各金融機関がさまざまなプランを用意していますが、ローンの種類によって金利や返済期間、月々の返済額が異なっているので、自分に最適なローンを選ぶ必要があります。このローン選びで失敗してしまうと月々の返済が厳しくなり、家計を圧迫してしまうようになるのです。

 

住宅ローン選びで失敗しないポイント

住宅ローン選びで失敗しないために、しっかりとローンシミュレーションを行うことが重要です。返済期間を延ばすことで月々の返済額を下げることも可能ですが、契約した年齢によっては老後も返済が続く場合もあります。

 

そのため、頭金を増やして月々の返済額を下げる、あるいは比較的安価なマンションを購入することを検討してみるといいでしょう。また、プロのファイナンシャルプランナーに相談することで、状況に応じたアドバイスをもらうこともできます。

 

 

マンション購入失敗ケース②周辺環境・立地

通勤時間が長い、周辺に買い物できる場所が少ないなど、周辺環境や立地面のことで悩む方も多いです。利便性が悪い場所に住むと余計な時間や労力がかかってしまうようになり、日々の生活を送るうえで大きなストレスになります。

 

周辺環境・立地で失敗しないポイント

内見の段階で、実際に住んだときのことをシミュレーションしておくといいでしょう。現在の通勤時間とマンションに住んだ後の通勤時間の差を確認することはもちろん、マンション周辺に生活用品を購入できる店舗の有無もチェックする必要があります。ほかにも、急病時に利用できるような病院近所にあるのかもチェックしておけば、万が一のときも冷静に対処することができるでしょう。

 

 

マンション購入失敗ケース③間取り・設備

実際に住んでみた後、間取りや設備面に関する不満が出てくることがあります。たとえば、コンセントが使いづらい位置にあった、家具を配置したら予想以上に圧迫感を覚えたなどです。このような不満は徐々に大きなストレスとなっていくため、あらかじめチェックしておく必要があります。

 

間取り・設備で失敗しないポイント

間取りや設備面で失敗しないためにも、内見した際に部屋の採寸をしっかりと行い、図面上で家具を配置したときのことイメージしておくことが重要です。日当たりが気になる場合は、時間帯を変えて複数回内見するといいでしょう。自分が納得するまで内見することで、物件選びで失敗する可能性を低くすることができます。

 

 

マンション購入失敗ケース④共用施設

エントランスや廊下部分などの共用施設に対して不満を持つ人もいます。廊下部分の掃除があまりされずに汚いまま放置されている、あるいは電灯などの交換がなかなか行われないというケースもあるでしょう。またエレベーターが設置されているマンションでは、なかなかエレベーターが来ないというトラブルも多く起こります。

 

共用施設で失敗しないポイント

共用施設が不衛生な場合、掃除などを頻繁に行ってくれるように管理会社に頼むなどの対策が取れます。しかし、エレベーターの数を増やすなど、設備の増築は現実的に難しく、変えられない問題も多々あります。実際に住んだときのことを考えて、ストレスなく過ごせるかどうか、共用施設も内見時にしっかりと確認しておきましょう。

 

 

マンション購入失敗ケース⑤管理体制

マンションを所有しているオーナーは、契約している管理会社に建物の管理を依頼しています。管理会社は清掃などの建物の管理以外にも、住人のクレーム対応や緊急時の対応も行っていますが、管理会社によって対応している範囲が異なります。そのため、クレームを入れても対応が遅い、ほかの住人の迷惑行為を放置しているなど、管理体制に不満を持つ方も少なくありません。

 

管理体制で失敗しないポイント

管理会社の評判を調べ、本当に信頼できる管理会社なのか確認しておきましょう。また近隣住民の迷惑行為がある場合には、すぐに連絡を入れて指示に従うようにしてください。

 

 

マンション購入失敗ケース⑥管理費・修繕積立費

月々の住宅ローン以外にも、管理費と修繕積立費を支払います。マンションは数年に一度のスパンで大規模修繕を行いますが、大規模修繕のときに修繕費が値上げされることがあります。

 

契約書などに修繕費の値上げの可能性や、修繕計画による修繕費の変更に関する記載があっても、そのことを見落としてしまうこともあるでしょう。修繕費が値上げされると月々の支出が増えてしまい、生活を圧迫することにつながってしまいます。

 

管理費・修繕積立費で失敗しないポイント

管理費や修繕積立費の値上げに備えて、月々の支出と収入のバランスに余裕を持たせる必要があります。また、契約する際に値上げの可能性について不動産会社に質問してみるのも良いでしょう。

 

 

マンション購入失敗ケース⑦騒音・隣人トラブル

「平成30年度マンション総合調査」によると、トラブルの発生状況のうち、全体の55.9%が居住者間のトラブルを抱えていると回答しています。トラブルの内容は生活音が38.0%と最も多く、次いで違法駐車・駐輪、その次にペットの飼育によるトラブルが多いようです。騒音などにおける隣人トラブルは、日々のストレスになるだけでなく、危険な事故や事件につながる可能性もあります。

 

騒音・隣人トラブルで失敗しないポイント

騒音トラブルが起きないよう、普段の足音などに気を付けることはもちろんですが、マンションの防音性能についても調べておくといいでしょう。マンションを購入する前に建材や、どの程度の防音性能があるのかを不動産会社に確認しておくことで、防音性についての理解を深めることができます。

 

違法駐車の問題については、管理会社や管理人に対処を依頼しましょう。個人間で解決をしようとしてしまうと別のトラブルが起きる可能性があるので、なるべく管理会社や管理人に頼ることが重要です。

 

 

マンション購入失敗ケース⑧中古か新築か

中古マンションの場合、設備の老朽化が進んでいる可能性があります。中古マンションは新築と比較して価格が安く手が出しやすい物件ではあるものの、その分注意しなければならない箇所も多いです。

 

中古か新築かの選択で失敗しないポイント

地震が多い日本において、耐震構造は重要な問題です。現在の耐震基準は震度6~7の揺れでも建物が倒壊しないように想定されていますが、1981年以前の旧耐震基準の建物は震度5強程度の地震が想定されています。

 

災害のリスクを考えた場合、1981年以降にできた新耐震基準で建てられたマンションを選ぶといいでしょう。また、設備の老朽化に備えて、あらかじめリノベーションを行うことを検討しておくと失敗しにくいです。

 

建物の経年劣化に関しては新築マンションに劣ってしまうものの、リノベーションをすることで新築マンションに負けないくらいのきれいな部屋に変えることができます。

 

 

マンション購入失敗ケース⑨将来性

再開発の計画が立っている地域は、将来利便性が高くなることが見込めます。再開発が成功すれば物件の価値は高まるものの、せっかくの再開発計画が頓挫してしまうことも珍しくはありません。

 

何らかの要因で再開発の計画が頓挫してしまうと、周辺施設にも影響がおよんでしまいます。経営状況が改善されなければ閉店のリスクも高まり、利便性はさらに下がってしまいます。

 

マンションの将来性で失敗しないポイント

マンションを購入するときは将来性だけで決めずに、今の状況で問題なく住めるかどうかを確認する必要があります。過度な期待をしてしまうとその分ショックも大きくなります。あくまでも参考程度にしつつ、リスクのことも考えながら冷静に判断しましょう。

 

 

まとめ

マンションを購入した後に不満に感じることが増えていくと、場合によっては売却を検討することになってしまうかもしれません。また、住宅ローンの残債によっては売却することも叶わなくなってしまいます。家族全員でストレスなく暮らしていくためにも、今回紹介したポイントをしっかりと押さえて快適な生活を送れるマンションを購入しましょう。

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