中古マンションの失敗しない選び方とは?押さえるべき8つのポイントを解説

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中古マンションの失敗しない選び方とは?押さえるべき8つのポイントを解説

 

マイホーム購入の選択肢として中古マンションを選ぶ人も多くなってきています。昨今では新型コロナの影響による不況で、新築マンションではなく中古マンションを購入する人が増えてきており、中古マンションの価格が高騰している状況です。

 

中古マンションは新築マンションと比較して安価な物件が多く、リノベーションをすることで内装や設備を新しくできるなどの特徴があります。しかし安易な気持ちで中古マンションを購入してしまうと、実際に住んだ後に後悔することになるかもしれません。

 

今回は中古マンション選びに失敗しないための選び方を解説していきます。中古マンションの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

 

 

中古マンションを選ぶ前にやるべき4つのこと

中古マンションを購入する前に、押さえておきたいポイントが4つあります。このポイントを押さえることで、希望する物件を探しやすくなるでしょう。

 

➀購入目的を明確にする

中古マンションを購入する理由である購入目的を明確にすることが重要です。「職場に近い場所に住みたい」、「今の部屋が狭くなったから」など、さまざまな購入目的が挙げられるでしょう。

 

購入目的によって必要な設備や立地などの希望条件が変わっていくため、購入目的が曖昧なままではマンション探しがうまく進みません。希望条件を洗い出すためにも、最初に購入目的を明確に決めておく必要があります。

 

②希望条件を洗い出す

自分や家族が求める希望条件を決めておくことが、マンション探しにとって重要なポイントです。物件選びの際に重要になる条件は以下のようなものがあります。

 

・立地
・築年数
・予算
・間取りや部屋の広さ
・周辺環境
・学校などの教育機関までのアクセス
・通勤などに使う公共交通機関
・キッチンなどの水回り
・住宅設備
・日当たりや風通し

 

家族で相談しながら希望条件を決めていく方も多いでしょう。しかし、希望条件すべてが当てはまる中古マンションが見つかるとは限りません。

 

条件に合う物件がなかった場合、妥協する必要が出てきます。事前に妥協できる条件と妥協できない条件に分けておき、なるべくトラブルを起こさないようにしましょう。

 

③予算を決める

中古マンションの購入時に、特に重要となるポイントが予算の問題です。新築の物件の場合は購入費用や諸費用を含めて、自己資金と借入可能な住宅ローンを決めることが多いですが、中古マンションの場合は少し異なります。

 

中古マンションの場合は、部屋の状態によってはリフォームやリノベーションが必要になる場合があります。仮にリフォームやリノベーションを行う場合は、購入費用や諸費用とは別にリフォーム費用を含めて予算立てを行う必要があるので、十分な資金があるかどうか把握しておきましょう。

 

④エリアを決める

職場への通勤や子どもが通う学校の距離などを加味してエリアを絞る人が多いですが、中古マンションを選ぶ際は、エリアを絞り過ぎないことが重要になります。間取りや広さなど、希望条件に合う中古マンションは数も少ないため、エリアを絞り過ぎると見つからないことが多いです。

 

エリア決めのときに妥協できるラインを決めておくと、条件に合う物件を探しやすくなります。家族と相談し、譲れない部分を明確にしてからエリアを選ぶといいでしょう。

 

 

中古マンションの失敗しない選び方

希望条件を決めた後は物件選びに進みます。条件に合致した物件を見つけたとしても、その場ですぐに購入を決断するのは後悔のもとです。中古マンション選びに失敗しないためにも、物件選びのポイントについて解説していきます。

 

マンション売買が得意な不動産会社に依頼する

中古マンションを選ぶうえで重要なのが不動産会社選びです。個人で物件を探すのはどうしても限界があるため、マンション売買が得意な不動産会社に探してもらうことが重要です。

 

マンション売買を得意としている不動産会社なら、一般には未公開にされている物件や新規物件を紹介してもらえます。また、担当者と良好な関係を築くことで、優先的に物件を紹介してもらえるようになるでしょう。

 

新耐震性設計基準を満たしている物件を選ぶ

中古マンションを選ぶ際は、新耐震性設計基準の物件を選ぶようにしましょう。新耐震性設計基準とは、1981年以降に建てられた物件で採用されている耐震基準で、1981年以前に建てられた物件は「旧耐震性設計基準」で建造されています。

 

日本は2011年の東日本大震災や、2016年の熊本地震など大きな地震が不定期に発生しています。家族の安全のためにも、1981年以降に建てられた新耐震性設計基準の物件を選ぶようにしましょう。

 

ハザードマップで災害エリアに該当していないか確認する

住宅周辺に川や山がある場合は、川の氾濫や土砂災害の危険性があるためハザードマップを見ましょう。ハザードマップでは川の氾濫範囲や、津波の到達範囲などの災害エリアを確認することができます。

 

建物や設備の劣化具合を確認する

築浅のマンションならあまり気にしなくてもいいのですが、20年以上時間が経っている場合は建物や設備や経年劣化している場合があります。特に気をつけたい部分は以下の通りです。

 

・マンションの外壁
・廊下などの壁やタイル
・部屋の扉や窓
・水回りの異臭

 

共有設備や部屋の設備が劣化していると生活に不便を感じてしまうことがあるため、確認できるところは内見時に見ておきましょう。

 

建物の管理状態が適正か確認する

マンションの管理は管理会社や管理組合が行っていますが、中には管理が行き届いていないケースも少なくありません。管理状況は、ゴミ捨て場やエントランスといった共有部分の清掃状況などを見ることで確認できます。また、管理組合や理事会の会議が定期的に開催されているのかどうか、管理会社に聞いてみるのもおすすめです。

 

毎月のランニングコストとして支払う修繕積立金を延滞している住人がいる場合は、不足分を補う必要があります。将来的に修繕費が上がる可能性があるので、このようなところも含めて質問してみましょう。

 

リフォーム・リノベーションが可能か確認する

住む際にリフォームやリノベーションが必要になった場合でも、管理規約によって変更できる部分が限られていることがあります。マンションの構造上、間取りの変更が禁止されていることも多くあります。また、配管などの関係で水回りの大規模工事ができないこともあるので、事前に管理規約をチェックしておきましょう。

 

周辺環境や治安を確認する

物件周辺の環境や治安の確認は重要です。徒歩圏内に日用品を購入できる店舗があるのか、かかりつけの病院が近くにあるのかどうか、住む前に把握しておく必要があります。

 

周辺地域の治安については、警視庁のホームページにある「事件事故発生マップ」で見ることができます。危険な事件が多発するエリアも多いので、チェックしておきましょう。

 

騒音やにおいが気にならないか確認する

前面道路を走る車の騒音や、工場から流れてくる異臭なども確認が必要です。深夜に車の走行音が響いていると、寝室の間取りによっては寝づらくなってしまいます。物件の周辺を歩くことで車通りや周辺のにおいについて確認できるので、内見の際は物件の周辺を散歩してみましょう。

 

 

まとめ

中古マンションの購入を検討する前に、決めておくべきことは多々あります。購入する目的を明確にする、希望条件を洗い出すなど、自分の気持ちや要望をあらかじめ整理しておく必要があります。

 

内見に行くときは、マンションの外壁や設備の劣化具合を確認しましょう。リフォームなどの可否を確認しながら探すことで、将来にわたって住みやすい物件を見つけることができます。今回紹介した選び方のポイントを押さえて、最適な中古マンションを探し

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