建売住宅を買って後悔したこと7選|購入前のチェックポイントを解説

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建売住宅を買って後悔したこと7選|購入前のチェックポイントを解説

 

一戸建てのマイホームを購入する際は、注文住宅にするか建売住宅にするかで悩む方も多いのではないでしょうか。価格が安い点や購入前に住む家をチェックできるといったメリットに魅力を感じ、建売住宅を購入する方も少なくありません。

 

マイホームの購入は、人生のなかでも特に大きな支出といえるため、後悔のない住まいを手に入れたいと考える方も多いでしょう。今回は、建売住宅を買って後悔した点や、購入前にチェックすべきポイントを解説していきますので、建売住宅の購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

 
 

建売住宅を買って後悔した7つの点

建売住宅は注文住宅と比較して価格が安い点がメリットですが、その分素材や設備に対する不満も多く、購入後の後悔につながることが多くあります。また、ほかの原因で後悔することも多くありますので、以下に見ていきましょう。

 

間取りが使いづらい

注文住宅では、家族構成やライフスタイルに合わせて間取りを考えられるのに対して、建売住宅では間取りがすでに決まっていることが一般的です。そのため現在のライフスタイルと合わず、住みにくいと感じることがあります。生活動線と間取りが合っていないことが不満となり、大きな後悔につながってしまうことも少なくありません。

 

断熱性が低く冬は寒く夏は暑い

建売住宅ではコストを抑えるために、断熱性が低いケースがあります。寒さや暑さはエアコンなどを使用することで対応できますが、部屋ごとに温度差が生じます。部屋ごとの温度差は、ヒートショックや寒暖差疲労の原因になりかねなません。

 

キッチンや水回りなどの設備のグレードが低い

建売住宅では比較的グレードが低い設備を導入しています。お風呂が狭い、必要最低限の機能しかなくて不便など、設備に不満を感じる部分が出てくるかもしれません。設備のグレードが求める水準に合っていない場合、暮らしにくくなってしまいます。

 

防音性能が低い

子どもの声が近所まで届いてしまう、家族の生活音や足音などが響くなど、防音性能が低いことに起因する悩みも多いです。また、外からの音をあまり遮断できないケースでは、工場や工事現場から発生する騒音に悩まされるでしょう。一度気になってしまうと、マイホームが快適な空間でなくなってしまう恐れがあります。

 

収納が少ない

注文住宅ではご家族に必要な収納量が反映されますが、建売住宅では個々の事情は反映されません。そのため、建売住宅では収納が少ないという不満が出ることが多くあります。収納が少ないと部屋が散らかり、ストレスが溜まるようになります。

 

オリジナリティーが低く家に愛着がわかない

建売住宅では、仕様がほとんど決まっている住宅を購入するため、基本的には間取りや内装、外装などを自分で決めることはありません。分譲住宅など、周囲に同じようなデザインの家が並んでいるケースもあります。注文住宅のように、好みやこだわりを住居に反映させることは難しいため、オリジナリティーが低くなってしまいます。

 
 

周辺環境に不満がある

駅からの距離が遠い、買い物ができる場所がないといった周辺環境に対する不満も多いです。また、交通量の多い地域や若者が毎晩騒ぐような地域では、防音性能の低さとは別で周囲の音に悩まされる可能性があります。近所の人とトラブルが起こることも珍しくはなく、人間関係で悩んでしまう方も少なくありません。

 
 

建売住宅を購入して後悔しないためにチェックすべきポイント

ここからは、建売住宅を購入するときにチェックすべきポイントについて解説します。間取りや設備などをあらかじめ確認しておき、後悔のない暮らしを手に入れましょう。

 

使いやすい間取りかどうか

間取りをチェックするときは、部屋の数や広さだけではなく、使いやすさも確認しましょう。実際に、家具や家電の配置をイメージしながらチェックすることをおすすめします。

 

また、現在の状況だけをイメージするのではなく、将来的に子どもの学習机や電子ピアノなどを置くことも想定しながらチェックしてみましょう。子どもが大きくなってきたときに、必要なものをスムーズに置けるようになります。

 

家具や家電の配置だけでなく、生活動線もイメージしてチェックしましょう。たとえば、家事をするのに生活動線が悪いと身体にかかる負担が増えます。実際に住んでみないとわからない点も多いかと思いますが、内覧の際にはできるだけ確認しておくようにしましょう。

 

また、コンセントの位置や数もチェックしておきましょう。必要な位置に必要な数のコンセントがないと延長コードを使うことになり、暮らしにくさを感じるようになります。

 

ドアや窓の建付けはスムーズか

可能であれば、ドアや窓を開閉してみましょう。建付けが悪いと隙間風などの原因となり得ます。問題があれば、その場で修繕依頼ができるかどうか確認しましょう。

 

床下や天井裏の普段見えない部分もしっかりしているか

床下点検口の接続部やシンクの排水管をチェックすると、水漏れが起きているケースが稀にあります。また、天井裏を確認すると、雨漏りをしていたり、断熱材が外れていたりするケースもあります。このような施工ミスがないかどうかあらかじめ確認しておき、違和感を覚えるような箇所があれば早めに担当者へ連絡を入れるようにしましょう。

 

また、場合によっては第三者機関への住宅診断を依頼してみてもいいかもしれません。特に床下や天井裏など、普段見えない部分は入念にチェックすることをおすすめします。

 

十分な収納スペースがあるか

所持品の数や種類のことをイメージして、十分な収納スペースがあるかどうかチェックしておきましょう。収納できる量も重要ですが、収納スペースの位置も重要になります。

 

たとえばキッチンの収納が不足してしまうと、食材や調味料、調理器具などの保管に苦労します。リビングの収納が不足していると、子どものおもちゃなどで散らかってしまう恐れがあり、ストレスが溜まるようになるかもしれません。

 

十分な量の収納スペースがなかったり、必要な場所になかったりすると、不便さを感じ後悔につながりやすいです。家族全員の収納スペースの量と配置を想定してチェックしましょう。

 

アフターサービスがついているか

ハウスメーカーが独自に定めるアフターサービスとは別に、法律によって一定の保証がなされています。住宅の品質確保と促進等に関する法律(品確法)にて、新築住宅の場合、引渡し後10年間は構造耐力上主要な部分と雨漏りを防ぐ部分に、工事不備・欠陥などが見つかった際はハウスメーカーや施工会社などは無償補修しなければならないと定められています。また、構造耐力上主要な部分と呼ばれるものは以下の通りです。

 

・基礎
・基礎ぐい
・壁
・柱
・小屋組み
・土台
・斜材
・床版
・屋根版
・横架材

 

品確法によって定められた範囲以外の保証は、ハウスメーカーによってそれぞれ異なります。住宅は長く住み続けると劣化してしまうため、定期的なメンテナンスや修繕が必要になります。アフターサービスの有無や内容は住宅の維持費に影響するため、契約前に確認しておきましょう。

 

色んな日時に住環境をチェックしよう

時間や日程を変えて住環境をチェックすると、周辺環境への理解が深まります。昼だけでなく、可能であれば朝や夜などの時間帯にも足を運んで確認してみましょう。

 

小さい子どもがいる家庭では、朝の通学路の交通量をチェックすると、交通事故のリスクが高いかどうか確認できます。また、夜に家の周辺が騒がしいと事前に知ることができれば、あらかじめ対策と取れるようになります。道路や近くの公園にゴミが捨てられていることなどを確認できると、近隣住民のマナーがあまり良くない可能性があるといえるため、治安を重視する方はそのようなエリアを選ばないようにしましょう。

 

また、家の日当たりの良さもチェックしておきましょう。日当たりが悪いと室温が上がらず、冬が余計に寒く感じるなどの不満が出てきます。1日のわずかな時間しか太陽の光が入らないといったケースも多いため、昼間だけではなく、朝や夕方の日当たりも確認しておきましょう。

 
 

まとめ

建売住宅は価格を抑えるために、安い素材や低いグレードの設備を使用していることが多くあります。間取りや仕様が規格化されている点などから、購入後の後悔につながることも少なくありません。

 

建売住宅は、購入前に住む家を確認できるという大きなメリットがあります。気になる箇所を事前にチェックすることで、購入後の後悔を少なくすることができます。購入後に後悔しないためにも、家族と話し合いながら理想の住まいの形を考えるようにしましょう。

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