賃貸と持ち家、どっちがいい?メリット・デメリットなどを解説!

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賃貸と持ち家、どっちがいい?メリット・デメリットなどを解説!

 

「賃貸物件」か「持ち家」どちらの方が良いか、引越しの際に悩んだことのある方も多いのではないでしょうか。家賃や固定資産税、住宅ローンといったコスト面のほかに、リフォームの手間や住み心地など、それぞれにメリットとデメリットが存在します。

 

今回は、賃貸と持ち家の違いについて解説していきます。それぞれのメリット・デメリットを詳しく説明するので、お悩みの方はぜひ参考にしてください。

 
 

【まとめ】賃貸と持ち家の違いとは?

賃貸と持ち家の違いを以下の表にまとめてみました。

賃貸と持ち家、どっちがいい?メリット・デメリットなどを解説!

 

費用の面を見ると、賃貸は更新料や共益費、持ち家は固定資産税やメンテナンス費用などがかかることがわかります。賃貸の場合は家賃を支払い続けることになりますが、持ち家は住宅ローンの支払いが終わると毎月の支払いがなくなるため、長期的に住む場合は持ち家の方がお得だといえるでしょう。

 

住環境に関しては、賃貸は住む場所を選びやすい分、好きなようにリフォームすることが難しい側面があります。資産としての価値が残らないため、社会的信用が得られにくいこと多いです。

 

一方持ち家の場合、手軽に引越すことができません。しかし自由にリフォームができるため、好きな家にアレンジしたいという方には向いています。さらに持ち家は、ローンを完済した後に資産になる性質もあり、将来的に売りに出したり貸し出したりするなど、豊富な使い道があります。
 
ここからは、賃貸と持ち家のメリット・デメリットを具体的に見ていきましょう。
 
 

賃貸で暮らすメリットとデメリット

ここでは賃貸物件で暮らす場合のメリットとデメリットを解説します。賃貸暮らしに向いているのは以下のような人です。

 

・住む場所を移動する可能性がある人
・収入が変わる可能性がある人
・ローンを組みたくない人

 

1つずつ見ていきましょう。

 

賃貸で暮らすメリット

賃貸暮らしは以下の3点が大きなメリットです。

 

・気軽に引越しができる
・メンテナンス費がかからない
・固定資産税を払う必要がない

 

気軽に引越しができる

賃貸の大きな魅力は、場所に縛られる心配がないことです。転勤や結婚など、ライフスタイルの変化に応じて自由に好きな場所に引越すことができます。転勤や転職で今の家には住めないとなった場合でも、比較的スムーズに引越すことができるでしょう。

 

メンテナンス費がかからない

持ち家の場合、数年ごとにメンテナンス費用がかかります。一方賃貸の場合は、メンテナンス費用の負担は貸主である大家さんであることが一般的です。

 

しかし借主の過失で傷や汚れなどがついてしまった場合は、負担が借主本人になってしまう可能性もあります。メンテナンス費用が貸主負担になるのは、以下のようなケースが挙げられます。

 

・入居後に借主の不注意で台所の給水栓が壊れた場合
・借主の飼っているペットが壁紙に傷をつけた場合
・借主がDIYをするためにか壁に穴を開けた場合

 

借主の故意や過失で設備を汚損した場合は借主が支払い、経年劣化による傷や汚れのメンテナンス費用は貸主の負担になります。どちらに責任があるかの線引きが曖昧な分、借主と貸主の間でトラブルが起こりやすいため注意が必要です。

 

固定資産税を払う必要がない

固定資産税とは、土地や物件といった償却資産にかかる税金のことです。住宅は償却資産になるため、持ち家に住む場合には固定資産税の支払いは必須です。しかし、賃貸物件の場合は固定資産税を支払う必要がありません。

 

固定資産税は毎年支払う義務があり、土地と建物のそれぞれにかかります。金額は、課税標準額×1.4%となり、課税標準額は土地や物件を取得後の年数によって変わります。固定資産税は数十万円以上になることもあるので、持ち家に住むと決めたときは、住まいの大きさや広さなどをあらかじめ把握しておくようにしましょう。

 

賃貸で暮らすデメリット

賃貸で暮らすデメリットは以下の3点が挙げられます。

 

・ずっと家賃を支払わなければいけない
・引越し費用がかかる
・内装や設備を変えることができない

 

ずっと家賃を支払わなければいけない

持ち家の場合、住宅ローンの返済が完了すれば毎月の支払いをする必要はありませんが、賃貸は住み続ける限り家賃を支払う必要があります。

 

家賃の支払いは老後であっても発生し続けるため、定年退職をして収入が減った後は大きな負担になることが考えられます。退職前に将来にかかる家賃を貯めておく、年金以外の収入源を作るなどの対策が必要になるでしょう。

 

また、賃貸物件には更新料もかかります。更新料は基本的に2年に1回、家賃1ヶ月分相当の金額が必要になるため、その分の金額も考慮しなければなりません。

 

引越し費用がかかる

気軽に引越しができるのが魅力の賃貸ですが、その分引越し費用が必要です。引越し費用は、移動距離や季節、荷物の量などで大きく変わります。繁忙期でない5〜2月に引越しをする場合、平均相場は6万〜15万円ほどです。

 

引越しには、費用のほかに時間と手間も多大にかかります。いくら賃貸が引越しやすいからといって、頻繁にすると大きな負担になるでしょう。

 

内装や設備を変えることができない

壁紙や床の変更、棚を取り付けるDIY、間取りの変更まで、持ち家の場合は自由に内装や設備を変えることができます。しかし、一般的に賃貸物件は内装や設備を変えることができません。

 

賃貸の内装や設備を変えたい場合は、大家さんや不動産会社に確認する必要があります。勝手に変更してしまうと退去時に多額の退去費用がかかる可能性もあるので、事前に許可を取ることが必須です。

 
 

持ち家で暮らすメリットとデメリット

ここからは、持ち家で暮らす場合のメリットとデメリットを見ていきましょう。持ち家に向いているのは以下のような人です。

 

・資産を残したい人
・好きな内装の家に住みたい人
・同じ場所に住み続けられる人

 

1つずつ解説していきます。

 

持ち家で暮らすメリット

持ち家で暮らす主なメリットは以下の3つです。

 

・資産の1つになる
・ライフスタイルに合わせることができる
・自由度が高い

 

資産の1つになる

持ち家は、住宅ローンの支払いが終われば資産として扱われることが多いです。そのまま住み続けるのはもちろん、売却したり貸し出したりすることも可能です。

 

また、持ち家を担保にして金融機関から融資を受けることもできます。自分のものにならない賃貸に比べると、将来的に資産になる持ち家のメリットは大きいといえるでしょう。

 

ライフスタイルに合わせることができる

持ち家は賃貸と違い、内装や設備の変更が自由にできます。間取りの変更もできるため、ライフスタイルに合わせたリフォームも容易に行うことができます。増築や建替えもできるので、自分らしい暮らしを満喫することができるでしょう。

 

自由度が高い

賃貸物件には、ペットのことをはじめとするさまざまなルールがあります。しかし持ち家にはそのようなルールがなく、住みやすさの自由度が高いのも魅力の1つです。また、賃貸物件のルールには主に以下のようなものがあります。

 

・騒音
・ペット
・ゴミの出し方
・共用部分の使い方
・ベランダの使い方
・駐車場、駐輪場の使い方

 

上記のような細かなルールを気にする必要がないので、ペットを飼えたりベランダを好きなように使えたりするなど、自由度の高い生活が叶います。

 

持ち家で暮らすデメリット

持ち家で暮らすデメリットとして、以下の3つが挙げられます。

 

・簡単に引越しをすることができない
・定期的なメンテナンスが必要
・固定資産税がかかる

 

簡単に引越しをすることができない

持ち家のデメリットは、その家に住み続ける必要があることです。ライフスタイルの変化や収入の増減など、引越しをするタイミングが訪れたとき、持ち家では気軽に引越すことができません。

 

持ち家で引越す必要がある場合、家を売ったり貸し出したりして別の家に住む方法が挙げられます。しかし、費用や時間がかかるうえに賃貸と比べると引越しのハードルが高くなります。

 

定期的なメンテナンスが必要

賃貸の場合、共用部分や外装などのメンテナンスは大家さんや管理会社が行ってくれます。一方、持ち家の場合はすべて自分で行わなければいけません。

 

住宅メンテナンスの主な内容は以下の通りです。
 
・防蟻処理
・屋根の塗装や防水シートの増貼り
・外壁の塗装や付属品の交換
・バルコニーの部品交換や防水層の張替え
・ドアの点検や網戸の張替え
・フローリングの張替えや内部建具の点検
・給水管の点検や排水管の洗浄

 

これらのメンテナンスは数年に一度必要です。定期メンテナンスのほかにも、急な故障や汚損にも対応する必要があり、賃貸よりもメンテナンス費用や手間がかかります。

 

固定資産税がかかる

固定資産税は、土地や物件の価値によってその金額が変わります。課税標準額×1.4%の計算式で算出できますが、課税標準額は残価残存率によって異なり、不動産の耐用年数が増えるにつれて上がることを頭に入れておきましょう。たとえば、不動産の取得価格が100万円で耐用年数が4年の場合、固定資産税は以下のように変化していきます。

 

・初年度:10,934円
・2年度:6,145円
・3年度:3,453円
※小数点以下は四捨五入

 

固定資産税は住めば住むほど安くなりますが、毎年支払うことには変わりはないので、生活費を圧迫させないようにあらかじめ用意しておきましょう。

 
 

老後まで暮らすなら、賃貸と持ち家どっちがいい?

同じ家に将来ずっと住み続ける場合、賃貸と持ち家どちらの方が良いのでしょうか。この答えは、老後どういう生活を送るかで異なります。将来どんな暮らしがしたいかを具体的にイメージして決めましょう。

 

さまざまな場所で暮らしたい方は賃貸、住み慣れた家で安心して住み続けたい方は持ち家を選ぶと良いでしょう。業者に物件購入の話を持ちかけられた場合は、医療の世界で当たり前になっているセカンドオピニオンのように、本当に持ち家を購入すべきかを信頼できる人に相談してみましょう。

 
 

まとめ

賃貸と持ち家の違いは、かかる費用や自由度、引越しの容易さや資産価値、固定資産税の有無などたくさんあります。これまで詳しく解説してきましたが、賃貸と持ち家のメリット・デメリットを簡単にまとめましたので、住まい探しの参考にしてみてください。

 

賃貸と持ち家、どっちがいい?メリット・デメリットなどを解説!

 

また、老後のために賃貸か持ち家を悩んでいる方は、どんな老後を送りたいかをイメージして選ぶことが重要です。賃貸と持ち家のメリット・デメリットをしっかり理解したうえで、自分のライフスタイルに合う住まいを選びましょう。

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